宮城県仙台市宮城野区新田東1丁目17−5
大腸がん検診はなぜ必要?
大腸がんは、生活習慣の欧米化に伴い、現在日本で最も罹患数が多いがんの一つです。 しかし、早期の段階(特にポリープの状態)で発見し切除すれば、がんによる死亡リスクを大幅に下げることが可能です。
大腸がんは、初期には自覚症状がほとんどなく、進行してから気づくことが多いため、定期的な検診による早期発見が非常に重要です。
当院は、仙台市が実施する大腸がん検診(便潜血検査)の指定医療機関です。 仙台市の検診チケット(受診券)をお持ちの方は、当院で一次検診(便潜血検査)を受けていただけます。 さらに、陽性判定が出た場合は、精密検査(大腸カメラ検査/大腸内視鏡検査)まで一貫して対応しております。
仙台市大腸がん検診の概要
一次検診:便潜血検査
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 仙台市に住民登録のある40歳以上の方 |
| 受診間隔 | 1年に1回 |
| 検査内容 | 便潜血検査(免疫法・2日法) |
| 費用 | 仙台市が定める自己負担金 (年度により変更あり。詳細は受診券をご確認ください) |
| 受診券 | 仙台市から送付される受診券が必要です。 |
検診の流れと注意事項
- 当院で受診申込と検査キットの受け取り
- ご自宅で2日分の便を採取
- 採取した検体を当院へ提出
- 後日、結果説明のため来院
安全で正確な検査のために、以下の注意事項を必ずお守りください。
検査キット受け取り・提出時の注意
- 受診券が必要です。
→仙台市から送付された受診券がないと、市の検診として受診できません。必ずご持参ください。 - 便の提出期限があります。
→検体には有効期限があります。期限を過ぎると検査が無効となる場合がありますので、ご注意ください。
「陽性」判定が出たら
便潜血検査で「陽性」判定が出た場合、大腸や直腸に出血があることを示しています。 これは、がんだけでなく、ポリープや痔など様々な原因が考えられます。
陽性判定を受けた方への大切なご案内
放置は絶対にしないでください
便潜血検査で陽性と判定された方のうち、約3〜5%に大腸がん、約30%にポリープが見つかるといわれています。
「きっと痔の出血だろう」と自己判断して放置するのは非常に危険です。 必ず大腸内視鏡検査(大腸カメラ)による精密検査を受け、出血の原因を正確に確認してください。
当院での一貫した対応体制
当院では、一次検診(便潜血検査)から精密検査(大腸カメラ)まで一貫して対応しています。
また、検査時の苦痛をできる限り軽減するため、鎮静剤(麻酔)の使用や炭酸ガス送気など、患者様の負担を抑える工夫を行い、安心して検査を受けていただける環境を整えています。
大腸がん健診に関するよくあるご質問(FAQ)
便潜血検査が「陰性」なら、大腸がんは絶対にないと考えていいですか?
いいえ、そうとは限りません。 便潜血検査は、がんやポリープなどからの出血の有無を調べる検査です。 しかし、進行がんでも常に出血しているとは限らないため、出血が確認できなければ「陰性」と判定される場合もあります。
したがって、陰性であっても安心せず、1年に1回、定期的に検診を受けることが重要です。 継続的な受診が、大腸がんの早期発見につながります。
「陽性」判定が出ました。痔が原因の可能性もありますか?
はい、その可能性もあります。 痔や炎症など、がん以外の原因で出血している場合もあります。 ただし、自己判断は非常に危険です。
痔による出血と、大腸がんやポリープによる出血は検査では区別できません。 「陽性」判定が出た場合は、必ず大腸カメラによる精密検査を受けて、出血の原因を正確に確認することが大切です。
便の採取は2日分必要ですか?1日分ではだめですか?
必ず2日分の便を採取してください。 仙台市の大腸がん検診では、精度を高めるために「2日法」が定められています。 大腸からの出血は毎日あるとは限らないため、1日だけの採取では見逃しの可能性があります。 正確な結果のために、2日分の便を採取・提出してください。
大腸カメラ検査のとき、鎮静剤(麻酔)は使えますか?
はい、ご希望に応じて使用可能です。 当院では、ウトウトと眠っている間に検査が終わる鎮静法に対応しています。 「検査が怖い」「痛みに弱い」という方も安心して受けていただけます。
大腸カメラの前に飲む下剤(腸管洗浄剤)は、自宅で飲む必要がありますか?
はい、基本的にご自宅での服用となります。 当院では、事前に看護師が服用方法を丁寧に説明し、安心して準備できるようサポートいたします。 初めての方やご不安のある方も、遠慮なくご相談ください。
検査でポリープが見つかりました。切除すると入院が必要ですか?
ほとんどの場合、日帰りで切除が可能です。 当院で対応できる大きさ・形状のポリープであれば、検査中にその場で切除します。 切除後はしばらく院内で安静にしていただき、医師の確認後にご帰宅いただけます。
ただし、大きなポリープや出血リスクが高い場合は、入院が必要なこともあり、必要に応じて連携病院をご紹介いたします。
40歳未満でも、大腸がんが心配です。検診を受けられますか?
仙台市の検診制度は40歳以上が対象ですが、当院では40歳未満でも検査可能です。 公費補助(市の検診)の対象は40歳以上となりますが、 自費または保険診療で大腸カメラ検査を受けていただけます。
特に、ご家族に大腸がんの既往がある方や血便・便通異常がある方は、早めの検査をおすすめします。
検査費用はどれくらいかかりますか?
検査内容によって異なります。
- 大腸がん検診(便潜血検査):仙台市が定める自己負担金のみ
- 精密検査(大腸カメラ):保険適用。ポリープ切除の有無や処置内容により費用が変動します。
詳しくは、受診時またはお電話でお気軽にお問い合わせください。
実施期間外でも便潜血検査を受けられますか?
はい、可能です。 仙台市の補助が利用できるのは実施期間中のみですが、 期間外でも自費診療または医師判断による保険診療で受診可能です。 「時期を逃してしまった」という方も、ぜひ一度ご相談ください。
